実務者研修　各スクールごとの受講料の違いって？

介護福祉士実務者研修を受講する前に、インターネットで情報を収集している方も多いと思います。授業の内容はもちろん、受講料なども気になるところですが、調べれば調べるほど、「スクールごとの受講料の違い」が気になることはありませんか？
今回は、スクールごとで異なる受講料のヒミツについてお伝えします！

受講料の違いを生む5つのポイントはコレ！

同じ資格が取れるのに、なぜ価格が違うのか。
高い講座は有名講師がいたり、教室が豪華だったり、手取り足取り丁寧に教えてくれたり？？実際のところ、そのような付加価値が価格の違いを生むことはほとんどありません。仮に一番安い講座を選んだとしても、きちんと修了ができるようになっています。というのも、実務者研修の開講にあたって、各スクールでは厚生労働省の厳しい基準をクリアしないといけないことになっています。したがって、途中でスクールがなくなったり、講師の質が極端に悪かったりということはほとんどないのです。でも現実には、各スクールによって価格は異なっています。
その要因は主に下記の5つのポイントにあります。

1.どんな資格を所持しているか

一番大きな影響を及ぼすポイントがコレです。
例えば、現在所有している介護の資格によって、免除される項目があり、その多寡によって価格は変わります。要するに、受講するコマ数の違いが価格差になっているということです。

ステップの例を出すと、
・介護職員基礎研修修了の方は…35,000円（税込38,500円）～
・初任者研修・旧ヘルパー2級の方は…80,280円（税込88,308円）～
となっています。
»ステップで受講できる「実務者研修」の料金詳細はこちら！

2.教室の立地

一概には言えませんが、比較的賃料が安い場所に立地しているスクールは受講料が安い傾向にあります。反対に、駅から近い、街中にあるなど、受講生が通いやすい立地のスクールは、その分、賃料などの影響があり、受講料を高く設定しているケースが多いようです(物件などでも賃料に大きな差が出る）

3．募集費用（広告宣伝費）

各スクールでは集客にいろいろな工夫をしています。いろいろな媒体へ広告を出したり、入学案内のパンフレットを作ったり。資料請求サイトなどを使ったり、パンフレットなどの告知資料を豪華にしたりすることで、少しでも入学希望者の気を引こうと必死です。
広告宣伝費は大きなコストがかかっており、それが価格に反映されていることも少なくないようです。

4.スクール事業が本業ではない

スクールの運営元が、介護施設だったり、派遣会社だったりと、介護職員の採用目的でスクールを運用している場合は、受講料を安く設定していることがあります。受講終了後、運営元の施設に就職したり、派遣会社に登録したりしてもらうことで採用コストを抑えることができるためです。
介護施設への就職が目的であれば、このような形態のスクールを利用するのも一つの手です。

5.受講をするタイミング

各スクールとも、受講生を集めたい時期があります。そういう時期に応募すると、キャンペーンや割引などで、受講料が安くなることがあります。ただし、これは一時的なことなので、なかなか思い通りにいかないことも多いです。逆に、時期に縛りがないのであれば、安くなるタイミングを狙って受講申込をするというのもアリです。

»ステップで受講できる「実務者研修」の料金詳細はこちら！

まだまだある！価格差を生む細かなポイント

上記にあげた5つの他にも、細かな部分が価格差となることがあります。

受講について融通がききやすいか

例えば、振替授業に対応していたり、夜間コースが用意されていたりと、講座のコマ数が多かったりと、受講する方の都合に限りなく応じてくれるスクールは、その分人件費や管理費などが反映されるため、価格が高くなる傾向があります。

開講頻度（常時開講か、間隔開講か）

常設の教室かそれとも特設なのかによっても、価格差が出ます。
※遠隔管理（事務所など無い教室だけ）など都度の賃貸教室ですと管理コスト含め開講コストが高くなります（年間で借り上げてたまに開講の場合も開講コストが掛かります）。
無理に価格を下げた場合は遠隔管理となるため受講フォローなどに影響が出てしまい厳しい運営となってしまいます。管理含めた受講者フォローは受講環境の大切なポイントになってきます。